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計画地は区画整理事業地内の100坪程ある角地で西側に道路との高低差が1m程あります。平坦で広く明るい敷地条件を生かして内部と外部、家族が緩やかにつながるワンルームのような平屋を計画しました。
住宅部分を西側に寄せ、敷地と道路との高低差を利用することで、道路からの視線をずらしプライバシーを確保しています。また前庭とルーバーを設置することで、プライバシーを確保しながら採光・通風も確保する配置となっています。単調になりがちな平屋にテラスや中庭などの外部空間を配置することで穏やかにつながり変化に富んだ奥行のある空間を創り、また、東側の玄関・客間といったパブリック空間から、ダイニング・キッチン、リビングなどのセミパブリック空間、さらに奥に夫婦2人と将来の子供のための寝室を配置しています。これにより公的空間から私的空間へと空間が緩やかに展開していきます。生活動線においても、キッチン・水周りを中心に回遊性を持たせることで、目的に応じ多方向につながる効率的な動線計画となっています。
