浮かぶ壁につつまれる家

用途：専用住宅
所在地：宮城県登米市
竣工：2013年4月
構造規模：木造2階建て
担当者：佐藤忠幸、加藤綾
建築面積：95.45㎡
延床面積：122.16㎡
設備：エコキュート（電気）、エナ―テック（深夜蓄熱）
タグ： #吹き抜け #宮城 #対面キッチン #床下暖房

Comment

農業や畜産を営まれるご家族の為の便利な動線や収納を併設した住宅です。開けた場所に建つ上でプライバシーの確保と目の前の土手の見事な桜並木を望む開放感のあるしつらえもテーマになっています。施主夫婦と将来2人の子供を想定した4人暮らしの住まいです。

開放的なリビングを中心として、玄関から水廻りへぐるりと回遊できる動線を確保しています。動線は土手で使える収納やリビングから見えるアクアリウムのメンテナンススペースになっており、更に水廻りと近接させて作業の後に家に入る際に使い易いようにしました。1段高いフロアにある主寝室の下の空間にはパントリーを設けるなど、使い易い収納を各所に配置しています。

また、外観のアクセントと目隠しをかねて玄関ポーチやテラスを壁で包んでいます。室内外を緩やかに遮る干渉材となり、周囲の視線に配慮しました。