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計画地は郊外の新興住宅地内にあり、南側道路で他三方は宅地に囲まれています。約74坪の敷地面積に対して、将来増築の余地を残したコンパクトな居住空間を希望されていたことから、建物全体を敷地の北東側に寄せて南側と東側に外部空間を大きく設けた配置計画としました。
建物の居住部分は使い勝手を重視し、メインの生活空間は1階にまとめ、敷地奥に行くにつれ、寝室や水廻りなどのプライバシー度合いの高い空間を配置、日当たりもよく、視界の開ける南側にはメインとなる庭や普段過ごすことの多いリビングや和室などを設けています。来客時を考慮し、LDKと和室は一体の空間として使えるレイアウトとしました。2階は天体観測がしたいというお施主様の要望から、星を見るためのデッキと、デッキに出られるフリールームを設けています。家具や建具などのインテリアに木を多用し、間接照明などで空間をやわらかく照らすことで全体的にあたたかく柔らかい感じの仕上げとしました。