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既存住宅を建替え2世帯住宅にする計画として始まった。計画地は福島県相馬市の郊外にある松川浦を望むことが出来る小高い丘の上で、震災による津波被害も受けなかった地域である。
建物は親世帯ゾーン、子世帯ゾーン、共有ゾーンを設けた2世帯住居である。1階は共有ゾーンのLDKと水廻り。親世帯ゾーンの寝室とセカンドリビング1となっている。水廻りと親世帯ゾーンは近い位置に設けている。2階は子世帯ゾーンの寝室と子ども部屋、セカンドリビング2、スタディコーナーを設けている。また子世帯が使用するミニキッチンを寝室近くの設けている。外部も親世帯ゾーン、子世帯ゾーン、共有ゾーンの違いが分かるデザインとした。親世帯ゾーンが白、子世帯ゾーンが黒、共有ゾーンが茶となっている。
当初はオール電化で計画していたが、震災の経験を踏まえハイブリッド給湯器を採用した。