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Blue camp
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計画地は自然豊かな山中にある住宅地である。数年前から土地探しを始めた施主は、アウトドア好きなことなどから郊外の里山など自然豊かな土地を探すところから始まった。しかし実際に住むとなると子育てや通勤、様々なことを考えながら土地を選ばなくてはならない。そのような生活のシュミレーションを様々なエリアで行い、仙台近郊で自然豊かなエリアに着目する事とした。数年にわたり土地探しを行い、やっと見つかった時にウッドショックをはじめ大きな物価高が始まってしまった。物価高を考慮しながら施主の生活に合う家づくりが始まった。まず1つは建築コストを抑えるため建物はシンプルな作りとすること、分離できるものは分離すること、この2つをテーマに設計が始まった。シンプルな作りとはほぼワンルームとし、間仕切りは最低限かつ、カーテンなど後から簡易的にまじきることを提案した。2つ目の分離は外構や外部収納を分離した。つまり施主の趣味であるアウトドアや自然を分離したのである。新たな新居を計画するとき多く考えることは、趣味をより充実できる家を計画する。しかしそこに着目するあまりに一般生活で重要視するエリアの計画がおろそかになる、または建築コストが上がってしまい大幅に計画変更する事になるからである。そのため趣味の範囲は分離した上で別でしっかりその部分を考える。最後に分離したもの同士を結ぶ事で、生活も趣味も両立できる家が作れると考えた。結果、分離した趣味範囲の部分は予算オーバーになってしまったため、住みながら育てていく範囲となったが、計画を変えることなく住みながら造り上げていく家となった。これから時間をかけて造る物には自然(植栽)もある。南東に大きく開いた窓の外に内外をつなぐ自然をこれから作り上げていく。土間エリアは内と外がしっかり結ばれる移行期間のクッションとなる。









 


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