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計画地は仙台市若林区の荒井広瀬町内に位置します。近くに地下鉄東西線の駅も完成し、これから更に発展していくであろうこの町内には、主に周辺の住民の方々が利用できる集会所が必要とされていました。
地域の方々が50名程度収容できる集会室や、夏祭りや芋煮会などの町内会でのイベントに使える土間空間が求められており、それらの要素を30坪程度のボリュームに落とし込む必要がありました。
そこで、様々なイベントで使われる集会室と、軒の掛かった屋外空間(通称:土間広場)を一体利用できるようにゾーニングを行い、また集会室の隣に位置する和室は建具の間仕切りにより、集会室の一部にも、個室としても使える空間としました。
このような作りとすることで、集会室は建具の開閉により収容人数の増減にフレキシブルに対応することができ、延床面積以上の空間の広がりを感じることが出来ます。
従来の集会所よりも気軽に入りやすく、人々の生活に寄り添うような集会所を目指しました。