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自然豊かな場所に建つ、切妻屋根の大らかな家です。
敷地周辺は北側に森林、南側遠景には松林を望む自然豊かな場所でしたが、敷地の南北それぞれ道路に接道しており、隣地にも住宅が建っているためプライバシーへの配慮も求められました。
そこで1階部分の北側開口部はハイサイドライトとし、道路からの視線を遮ると同時に森林の景色を切り取ることの出来る窓としました。
南側の庭には築山を設け、庭木と築山の上部から遠景の松林まで豊かな景色がレイヤー状に重なり、外部からの視線を緩やかに遮りつつも周辺の豊かな環境を感じることの出来る計画としました。
内部のプランは、キッチンとダイニング、架構あらわしのリビングを一体の空間として計画し、和室との複合利用も可能な計画としました。
1階と2階を繋ぐ階段には本棚としての機能を組み込み、踊り場に設けたベンチに腰掛けてくつろぎながら読書を楽しめる、家族のたまり場として使える空間としました。
周辺の豊かな自然環境を感じながら読書にふけることの出来る、本と暮らす家です。