×
計画地は伊達市郊外の住宅地に位置している。既存敷地には小屋も含め3棟あった。建替えを検討する中で引っ越しの手間など既存住宅を残しながら新築工事ができないか検討した。
既存住宅が道路側に配置されていたことと、奥の敷地のほうが密集住宅街の抜けを感じられることから奥に建物を計画。道路からの視線や周辺住宅の抜けなどからL型に建物を囲い、庭も含めて広がりのある設計を目指した。
2世帯住宅としてみんなが集まるリビングを中心に配置している。共用の玄関から東に進むと親世帯の就寝スペースへとつながる。廊下の幅を広めに確保しつつ、水まわりも動線に考慮して配置した。庭につながるテラスも配置して、空間の広がりを感じられるように意識した。
共通の趣味である植物をみんなが集まる部屋の入口にサンルームとして配置し、普段の生活の中でいつでも観賞できるようにした。広々としたLDKはキッチンと連続したダイニングテーブルなど最大13名集まることもある団らんを考慮している。北側には収納スペースを確保し、南側には庭へとつながるテラスを配置している。深い庇のもと、ハンモックなど趣味を味わえる空間とした。
2階は子世帯のスペース。階段室に設けたインパクトのある大窓からの光を子供部屋に建具を通して計画している。