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計画は、国道4号から少 し入った住宅や商業施設、工場などが混在するエリアである。エリア条件から居住者は自動車を中心に行動することが予想されるためガレージハウスでの提案となった。敷地は南北両側2面に接道し、北側には歩道があり、南側は道路から車でのアクセスが可能な条件であった。この敷地条件により、南側道路から車輛のアクセス動線とし、北側は車輛アクセス不可能な為、玄関のみの配置となっている。また、準防火地域であることで、開口部に制限がかかるため、左右両端の2住戸はガレージハウスではなく、駐車場を設けたメゾネット型の住戸となっている。敷地条件を読み解き、2種類の間取りとすることで建築コストの調整を図り、間取りも単一の物ではなくなり、入居者の選択範囲を広げる事にもつながる。また、南側道路は交通量も少ないため、大開口の窓を採用し開放的な造りとしている。