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計画地は、仙台市青葉区の閑静な住宅街に位置している。この場所に4LDKの長屋を計画した。敷地は南側と東側に高低差があり、擁壁は玉石であった。そこで建物の安全性を確保するために、玉石擁壁側に土圧が掛かる部分を深基礎とした。建物は住み手が設計の段階から想定できていたこともあり、シェア型の共同住宅として計画した。1階部分は一部天井の構造材をあらわしとした。また、壁面収納にも木を使用することであたたかみのある空間を目指した。2階は明るさが極力均一になるように一部にハト小屋を設け、上部の側窓からの採光を取り入れるように計画した。2階の各部屋は四方を囲むように設けた外部のテラスによりつないでいる。このテラスはエキスパンドメタルで外周部が囲まれている。それにより2階の全ての部屋にプライバシーが確保された私的な外部空間を設けることができた。外部仕上げ材は白系に統一することですっきりとした外観となった。
