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計画地は、古い建物が多く建つ市街地である。47坪の駐車場として使われていた敷地に6戸の集合住宅を作った。交通量の多い道路沿いに位置した本物件は、入居者のプライバシーを考慮するため、玄関までのアクセスを単一なものとせず、各住戸へ、多方向からアクセスするようになっている。そのため、どの入り口(玄関)からどの部分に入居しているかは、外観からはわかり分かりにくい。内部は、メゾネットとなっており、床下やロフトを有し縦に広い空間が広がる。6住戸すべて、間取りやデザインが異なり、それぞれ好みに合わせ選ぶ楽しさもある。また、住戸内の仕切りを最大限減らすことで、床面積以上の広さを感じる作りとした。