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計画地は仙台市の街中にあり、広瀬川に程近い文化施設が建ち並ぶ閑静な住宅地に位置している。周辺を住宅に囲まれた旗竿地という特殊な敷地条件から周辺環境を読み取ることから計画が始まった。
敷地南東にある樹齢300年の保存樹木を借景に活かすことがプランの手掛かりとなった。ご主人の趣味である天体観測やバードウォッチングが楽しめるようにルーフテラスを計画。保存樹木を感じられる特等席となった。1階には隣家と隣家との間にある隙間を利用してコートテラスを配置し、プライバシーを確保しつつもキッチン・ダイニングから自然を感じとれる空間とした。ガレージによって生まれたスキップフロアの2階からも生活の中で自然を感じ取れるように窓を意識した。密集した住宅街でも自然と共に生活できる「都会のオアシス」とでもいうべき計画ができた。