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計画地は高台にある角地で、坂道に面した既存擁壁の上の平坦な敷地です。擁壁側の隣地と1m以上の段差があることと、南側が隣地であることから十分に引きを取るゆったりとした配置計画としました。
南側のレベルの違うテラスが内部と外部の緩衝材となり、室内の延長として暮らしに広がりを生み、外観のアクセントにもなっています。内部空間は囲まれたテラスと連続したLDK・吹き抜けを中心として、北側に水回り、玄関などの機能部分を回遊動線でつないでいます。各所にオーナーのライフスタイルを反映した収納コーナーを設け、ほとんどの収納を作り付けで制作しています。これらは素材やデザイン・配色などに統一感を与える仕上がりとしました。
2階は夫婦と子供のプライベートスペース。建具で仕切ることが可能で、将来の家族構成の変化に対応しています。加えて各個室からアクセス可能な大型クロ―クに収納を集約し、その内部に手洗いやトイレなどを併設しました。