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計画地は土地区画整理事業により整備された地区で、駅前を通る幹線道路沿いの沿道業務用地であり、北側には高層マンションが建ち近隣環境が良好な住宅地として形成されることが望めない計画敷地でした。
近隣の環境変化に左右されない中庭型の配置として、日照条件を高めるため北側を高床にし、床下収納空間としています。南面にベタ基礎スラブをそのまま土間床として利用し、この高低差を創り出しています。土間下には深夜電力を利用し、蓄熱する暖房方式を採用しています。
環境問題に関心の深いお客様は、ソーラーパネルの設置や屋上緑化を希望していたが、予算調整で断念したものの、後施工対応可能なものとしています。又、断熱材はセルロース、壁材、天井の仕上げに可能な限り自然素材を使用しています。外部に対して閉じた形態ですが明るく広がりのある住環境の形成を目指しています。