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門前町の家
門前町の家
  • 用途:専用住宅
  • 所在地:仙台市太白区
  • 竣工:2012年4月
  • 構造規模:木造2階建て
  • 担当者:佐藤 忠幸、佐藤 充
  • 建築面積:150.77㎡
  • 延床面積:100.74㎡
  • 設備:エコキュート(電気)、エナーテック(床下蓄熱暖房・電気)
  • タグ: #吹き抜け #宮城 #対面キッチン #床下暖房
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仙台市南部にある古くからある既成市街地にこの住宅は建つ。敷地周囲の建物は老朽化により建替えが進み、同時期にいくつもの工事が行われていました。敷地周辺の建築更新の中での計画は不確定な条件が多く、極力敷地内部で安定した環境を創出することが本計画の課題となりました。建蔽率60%という制限のなかで、いかに敷地全体を有効利用し、周辺環境の変化に左右されない住環境を形成するかを主題とし設計を進めていきました。敷地の形状をそのまま立ち上げたヴォリュームを想定し、そこから住空間に光を風を取り入れる余白空間(ヴォイド)、駐車・駐輪のための余白空間(ヴォイド)を削り取ることで、建蔽率60%の豊かな住空間を獲得しました。これにより、リビングやダイニング、寝室などの住まいにとって「主役」となる空間は、従来「脇役」となり、時には使い道の無い余白空間(ヴォイド)によって豊かな住環境が形成されます。つまり、本計画において、リビングやダイニング、寝室といった本来「主役」となる空間と同等、もしくはそれ以上に「脇役」の余白空間(ヴォイド)が重要な役割を果たし、敷地全体が住まいにとって無くてはならない空間となっています。













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